話題の本(1月)

月白

著者

宇佐美 まこと 著

価格(税込)

定価:2200円(税込)

書籍情報

発売日:2026年1月7日
四六判並製  384ページ 

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商品コメント

妻を亡くし、息子の夏樹を一人で育てるフリーライターの海老原。そんな彼に雑誌『月刊クリスタル』編集部から、戦後の殺人鬼が起こした事件をもう一度掘り下げて検証してほしいとの依頼が入った。殺人鬼の名前は北川フサ。彼女は戦後の混乱期に5人の男を立て続けに殺し、死刑となっているという。取材を始めた海老原は、フサが赤の他人である少年とともに行動していたことを知る。そして、その当時の少年は、今も存命だった。単なる週刊誌の連載のはずが、いつしか海老原は、フサに導かれるように、事件に没入していく……。

吸血鬼ハンターD全挿絵集

著者

天野 喜孝 著

価格(税込)

定価:4180円(税込)

書籍情報

発売日:2026年1月7日
B5判並製  200ページ 

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商品コメント

43年愛されつづける「吸血鬼ハンターD」シリーズの挿絵が、最新刊第44巻でファイナル!
「ファイナルファンタジー」シリーズのロゴ、イメージイラストを担当し、世界中で人気を博するアーティスト・天野喜孝氏が1983年から描いてきた書籍未収録作品も含む340点を全作掲載。

◆文庫版より大きなB5判で、天野喜孝氏の「吸血鬼ハンターD」挿絵を隅から隅まで。
◆天野喜孝氏特別原稿「天野喜孝談話」、原作・菊地秀行氏解説「妖美 哀美 怪美と闇の美術展」も掲載!!

◆目次◆
【I 1983~1997】
吸血鬼ハンター“D”/風立ちて“D”/D―妖殺行/D―死街譚/夢なりし“D”/D―聖魔遍歴/D―北海魔行〔上〕〔下〕/D―昏い夜想曲/D―薔薇姫/D―蒼白き堕天使1、2、3、4/D―双影の騎士1、2
【天野喜孝談話】「吸血鬼ハンターD」との出会い―初期の挿絵を振り返りながら

【II 1999~2011】
D―ダーク・ロード1、2、3/D―邪王星団1、2、3、4/D―邪神砦/D―妖兵街道/D―魔戦抄/D―血闘譜/D―白魔山〔上〕〔下〕/D―狂戦士イリヤ/D―魔道衆/D―不死者島/D―魔性馬車/D―悪夢村/D―冬の虎王
【天野喜孝談話】いつもそばにDがいた―中期の挿絵を振り返りながら

【III 2012~2026】
D―貴族戦線/D―黄金魔〔上〕〔下〕/D―シルビアの還る道/D―貴族祭/D―夜会煉獄/D―ひねくれた貴公子/D―美兇人/D―消えた貴族軍団/D―五人の刺客/D―呪羅鬼飛行/D―死情都市/D―黒い来訪者/D―山嶽鬼/D―闇の魔女歌/D―暗殺者の要塞/D―鬼哭旅/D―血風航路/D―暁影魔団/D―魔王谷妖闘記/D―凶の復活祭/D―紅い夏の道行き
【天野喜孝談話】 挿絵の概念を超えて―後期の挿絵を振り返りながら

【解説】「妖美 哀美 怪美と闇の美術展」 菊地秀行

【おわりに】

本日ノ亡者 娑婆ノ縁尽キテ

著者

津田 美幸 著

価格(税込)

定価:1870円(税込)

書籍情報

発売日:2026年1月7日
四六判上製  216ページ 

※新聞配布エリア配達無料
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商品コメント

60年に一度の御本尊開帳を3年後に控える唯願寺。

住職・密門吽海は盗難の危険性から秘仏の開示を望まぬなか、博物館の学芸員、役場の観光課担当らは、展覧会の目玉として、地域振興として、それぞれに思惑を抱えていた。なぜ吽海は御開帳を避けるのか――? 

限界集落における老僧の日常と本尊をめぐる駆け引きから、現代日本の宗教観、死生観を鮮やかに照らす表題作ほか、第11回林芙美子文学賞受賞作「アナグマ」を収録。

吉田修一と『国宝』の世界

著者

酒井 信 著

価格(税込)

定価:1980円(税込)

書籍情報

発売日:2026年1月7日
四六判並製  232ページ

※新聞配布エリア配達無料
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商品コメント

2025年、小説&映画ともに大きな話題となった吉田修一の『国宝』。

デビュー『最後の息子』から吉田作品を追ってきた同郷の評論家が、
『国宝』を中心に、『パレード』『パークライフ』『悪人』といった代表作から最新作『ミスサンシャイン』まで、その魅力を論じる徹底ガイド。

【目次】
はじめに 吉田修一の小説
 
第一章 『国宝』の特徴と歌舞伎の歴史
1 『国宝』が描く歌舞伎の魅力
2 歌舞伎の歴史と『国宝』
3 『国宝』の喜久雄と『悪人』の祐一の類似
4 立花喜久雄のモデルは?
5 谷崎潤一郎の『刺青』と吉田修一の『国宝』

第二章 『国宝』が描く人間国宝と人間天皇
1 人間国宝と人間天皇 
2 『国宝』と『ねじまき鳥クロニクル』
3 歌舞伎役者の苦難、大衆芸能のルーツに戻る旅
4 女形と歌舞伎座の歴史
5 歌舞伎座を設立した福地源一郎と座紋「鳳凰丸」
6 料亭「花丸」と長崎の史跡料亭「花月」
7 原子爆弾による被害と「鷺娘」の悲しみ

第三章 デビュー作「最後の息子」と初期作品群
1 段ボールの机の上で書いたデビュー作
2 初期作品の主人公――「夜の世之介」と「若い悪人」
3 「最後の息子」にみる後期作品への広がり

第四章 純文学とエンターテインメントを超える
1 『悪人』の原型――山本周五郎賞受賞作『パレード』
2 ウェブ上のコミュニケーションを先取る
3 『パレード』の若者たちの「成熟と喪失」
4 アメリカ同時多発テロ事件への応答――芥川賞受賞作「パーク・ライフ」
5 都会のエアポケットとしての「日比谷公園」 
6 平凡で「かけがえのない場所」が破壊されることへの静かな抗議

第五章 『悪人』が描いた平成の原風景
1 祐一と依子の「奇妙な」母子関係
2 母親から受け継いだ「不器用さ」
3 就職氷河期を象徴する現代文学
4 非正規雇用の二人にスポットライトを当てる

第六章 逃亡劇から恋愛劇へ
1 祐一と光代にとっての長崎と佐賀
2 祐一の乗る白いスカイラインとは?
3 不器用な恋愛劇を美しい物語に昇華

第七章 『悪人』以降の展開
1 男女別の秩序に生じる「悪」の重層性
2 『さよなら渓谷』と島崎藤村『破戒』における「告白」
3 「悪」の布石としての偏執的な「愛」
4 「救いのないしがらみ」と「感情の訛り」
5 『太陽は動かない』が描くアジアの風景

第八章 二つの社会派ミステリ
1 『犯罪小説集』における日常の中の「タナトス=死の欲動」
2 裕福な専業主婦が抱える「テロリスト」のような攻撃性
3 日常と紙一重のところに潜む「危うさ」
4 映画「楽園」が炙り出す『犯罪小説集』のカタルシス
5 不器用な「悪人」たちの「逃亡劇」――『逃亡小説集』

第九章 戦後史の闇へ 
1 『アンジュと頭獅王』の「理不尽な暴力」と民間信仰
2 近代史の闇に切り込む社会派ミステリ『湖の女たち』
3 『湖の女たち』と川端康成の『みずうみ』
4 松本清張『砂の器』への挑戦状――『ミス・サンシャイン』と『罪名、一万年愛す』

第十章 映画「国宝」の風土と到達点
1 映画「国宝」の風土
2 吉田作品を彩る役者たち
3 社会現象としての到達点

あとがき

大人絶景旅 札幌 小樽 富良野 旭山動物

著者

朝日新聞出版 編著

価格(税込)

定価:1320円(税込)

書籍情報

発売日:2026年1月7日
A5判並製  176ページ 

※新聞配布エリア配達無料
※新聞配達エリア外は配達不可

商品コメント

美しい写真とそのまま巡れる詳細ルートで人気の大人絶景旅から、札幌・小樽・富良野・旭山動物園の最新版が登場。見るだけでも楽しい絶景&美食スポットが満載。取り外せる大判絶景ドライブ&街歩きマップ付き。