話題の本(8月)

ぼくらの戦争なんだぜ

著者

高橋 源一郎 著

価格(税込)

定価:1320円(税込)

書籍情報

発売日:2022年8月5日
新書判並製 480ページ 新書874

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商品コメント

◯戦場なんか知らなくても、ぼくたちはほんとうの「戦争」にふれられる。そう思って、この本を書いた。

◯教科書を読む。「戦争小説」を読む。戦争詩を読む。
すると、考えたこともなかった景色が見えてくる。
人びとを戦争に駆り立てることばの正体が見えてくる。

◯古いニッポンの教科書、世界の教科書を読み、戦争文学の極北『野火』、林芙美子の従軍記を読む。 太宰治が作品に埋めこんだ、秘密のサインを読む。
戦意高揚のための国策詩集と、市井の兵士の手づくりの詩集、その超えられない断絶に橋をかける。
「彼らの戦争」ではなく「ぼくらの戦争」にふれるために。

◯目次
まえがき
第1章 戦争の教科書
1・ニッポンの教科書
あたらしいこくご  教科書なんかつまらないとずっと思っていた    教科書の中にある、もうひとつのことば、戦争のことば  ぼくたちの父や祖父は、子どもの頃、こんな教科書を読んでいた 2・ドイツの教科書、フランスの教科書  
人の心を萎えさせるような、断固とした「声」  歴史をためらいがちに語る「声」
3・その壁を越える日   植民地からの「声」  ぼくたちがたどり着く場所

第2章 「大きなことば」と「小さなことば」  
戦争と記憶、庶民の戦争  『この世界の片隅に』の語り方   戦争なんか知らない  「大きなことば」と「小さなことば」  「大東亜」なことば  「ひとすぢのもの」    「小松菜つむ指の露深き黒土に濡れ」  「こつこつと歩いて行く」   ぼくたちは戦場へ行った  幻の詩集   加藤さんのことば  西村さんのことば  長島さんのことば   佐川さんのことば    風木さんのことば  最後に、山本さんのことば

第3章 ほんとうの戦争の話をしよう  
1・正しい戦争の描き方   ほんとうの戦争の話をしよう  死の国にて 2・彼らの戦争なんだぜ   「遠い」ということ   統合失調症とされた作家たちのことば    すべてが「遠い」小説   『野火』がたどり着いた場所

第4章 ぼくらの戦争なんだぜ  
その1・ごはんなんか食べてる場合じゃない   その2・女たちも戦争に行った   「平時」の思想   彼女は戦争に行った その3・ぼくたちが仮に「戦場」に行ったとして、     最後まで「正常」でいるためには   「私」は撃たない その4・戦場から遠く離れて   ふたつの「国」と「ことば」の間に生まれて   夢の世界をさまよって

第5章 「戦争小説家」太宰治   加害の国の作家   ずっと戦争だった   小さな二つの小説    「真の闇」の中を歩く   文学のために死んでください    純情多感の一清国留学生「周さん」のこと
あとがき  

ソロキャン!

著者

秋川 滝美 著

価格(税込)

定価:781円(税込)

書籍情報

発売日:2022年8月5日
A6判並製 304ページ

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商品コメント

ステーキ、カレー、アヒージョ、ポトフ、ローストビーフ……
ひとりで楽しむ絶品料理にお酒、そして何より焚き火が与えてくれる最高の癒し時間!

『居酒屋ぼったくり』『ひとり旅日和』の著者によるソロキャンプの楽しみ方

仕事のストレスが日々溜まっていく千晶。子供の頃から頻繁にキャンプを楽しんできたが、近年はめっきり足が遠のいていた。ストレス解消と癒しを求めて久々にキャンプを始めることにしたが……。絶品料理とひとりの時間を存分に楽しむ、本格ソロキャンプ小説。

【目次】
第一話 そのはじまり
第二話 まずは日帰りで
第三話 取り戻した楽しみ
第四話 やぶれかぶれキャンプ
第五話 焚き火呑みの夜

平清盛と平家政権
改革者の夢と挫折

著者

伊東 潤 著

価格(税込)

定価:792円(税込)

書籍情報

発売日:2022年8月5日
A6判並製 272ページ

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商品コメント

史上初の武家政権は、鎌倉幕府ではなかった! 平家の台頭から平家政権の誕生、日宋貿易、福原への遷都、清盛の挫折と死、その後の平家の最後、源氏政権との比較まで。歴史小説作家ならではの観察眼で、幕末まで700年続くことになる武家政権の礎を築いた平清盛の革新的な人物像と、清盛を取り巻く平家の人びと、公家・源氏のものたちを描く。

さかさま人生を生ききる
みなで親しむ「ブッダ・釈尊の智慧」

著者

土屋 昭之 著

価格(税込)

定価:770円(税込)

書籍情報

発売日:2022年8月5日
四六判上製   128ページ 

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商品コメント

死に向かって生きるのではなく、死からいまを見つめて生きる。この「さかさま人生」が穏やかで満ち足りた日々をもたらす。死から逃れようとせずに生ききる、きわめてやすらか(極楽)に、きよらかな心(浄土)で生きること。「人の身に生まれれたことを当たり前にせず、よくぞいま、生を受けている」というブッダ・釈尊の教えをやさしく解説。「ひとはみな金色(こんじき)にかがやく」という智慧の眼を持つとき、人の心が見え知れる。生き方を見直す一助となる一冊。

小さな工夫で捨てずに楽しむ
サステナブルな自炊生活

著者

しらいし やすこ 著

価格(税込)

定価:1650円(税込)

書籍情報

発売日:2022年8月5日
A5判並製   128ページ 

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商品コメント

食材を「ぜんぶ使い切る」ためのコツとレシピを紹介。「干す」「煮る」「漬ける」といった身近なアプローチで、我が家のフードロスを解消。この一冊で、一生使える「捨てない調理テク」が手に入る! お財布にも環境にもやさしい自炊のデビューBOOK。